住宅カルテ
重要な家の記録
家も形あるもの。年月を経ればさまざまな箇所が衰えたり、変化する家族のライフスタイルとのずれが生じたりします。そこで必要になるのが家の状況をチェックし、計画的に保全を行うことです。
エコハウスが標準としている長期優良住宅には住宅の維持管理をすることが義務付けられています。少なくとも10年ごとに
- 構造耐力上主要な部分
- 雨水の浸入を防止する部分
- 給水・排水の設備
上記について点検の時期・内容を定め、実施することと法律により定められています。また、地震や台風の時にも臨時点検も必要なこととされています。この住宅の状態や点検記録は書類として、いわば「住宅のカルテ」として残ります。このような記録は建物自身を支え、自然の力による衝撃や振動に耐えうる部分の管理状況をはっきりさせることですから、安全に長く住まうためだけでなく、将来のためにもとても重要なことなのです。
メンテナンス時の負担を抑える住宅カルテ
点検の結果、時間の経過とともに時にはメンテナンスが必要とされる場合があります。
そんな場合に備え、長期優良住宅では、もし点検によりメンテナンスが必要になっても、簡単に修理や取替えができることが定められています。特に構造に比べて耐用年数の短い内装や設備は、構造躯体等に影響を与えることなくメンテナンスができるようにしておくこと、また万一メンテナンスが必要になっても大規模な工事とならないよう、あわせて計画することが必要とされています。
エコハウスは長期に渡る健やかな暮らしを前提としていますので、住宅カルテにより最小限の必要箇所のメンテナンスで長く安全に住んでいただくことができます。
維持管理のメリット
住宅カルテにより定期的に自宅の健康状態のチェックとメンテナンスをすることには、大きなメリットがあります。例えば、
- 施工クオリティの向上
- 長く工事に携わった会社や業者が記録されることになりますので、建築業者はより責任のある施工が必要になります。
- 無駄なリフォームを省くことができる
- 住宅カルテにより家の部位の健康状態がはっきりしますので、推定で行われるリフォーム工事を減少させることができます。
- 維持管理履歴をはっきりしておくことで、中古住宅として販売するときの信用力となる
- しっかりと手入れをされている住宅の証明がありますので、中古住宅として販売するときに、信用力の付加価値をつけることができます。
一部だけでもこのような効果があります。
維持保全の記録をしっかり残しておくことで、未来に家があなたの助けとなるかもしれません。